目からうろこのエクタス国語道場 ④

2011/7/25

エクタス国語科より

  第3回の解答

①    汚名をそそぐ

「汚名」を「そそぐ」だから、良くないことが増える、と考えてはいけません。「そそぐ」は水で汚れを洗い落とすことです。「不名誉なことをぬぐい去る」が正解。

②    役不足

「自分の実力ではこの重要な任務には役不足で出来ません。」は、間違った使い方です。反対の意味になります。

その人の実力に対して与えられた任務が軽いと思われるときに使います。

「あなたには役不足で申し訳ありませんが、ぜひお願いします。」と使います。

③    流れに棹(さお)さす

流れに棹をさすと、水に逆らう感じだから、「世の中の動きに反対すること」と考えてはいけません。流れに棹をさせば、水の流れに合わせて下流に向けて流れようとしますよね。「時流に乗る」という意味です。

④    天地無用

「上下を逆さまにしてはいけない」という意味です。郵送物などで上下を逆さまにして欲しくないときの注意書きで使われます。

⑤    押っ取り刀

「押っ取り刀でかけつける」と使われますが、なんかのんびりと向かった感じがしますね。実際の意味は逆で「大急ぎでかけつけること」です。「押っ取り」は「勢い良く取るものもとりあえず」という意味です。「刀を腰に差す間もなく、手に持ったままでかけつける」という意味になります。

⑥    鬼の霍乱(かくらん)

怖い人が暴れることかな、と思いがちですが、反対で「ふだん丈夫な人が珍しく病気になること」です。

 

  いかがでしたか。全部知っていたという人は、大変立派です。

 

 

 

では、今回の問題です。

 

次の文章の最後の一文の持つ、表現上の効果を説明しなさい。

①    休み時間になると、突然A君とB君が取っ組み合いのけんかを始めた。それを知った先生は、教室で厳しく注意された。校庭のざわめきだけが教室に響いていた。

 

②    多くの困難と苦労を乗り越え成功を収めたC君と、いよいよお別れのときがきた。立ち去るC君はみるみる遠ざかっていく。ふと見上げると雲一つない青空がどこまでもどこまでも広がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関連記事related posts

エクタス国語科より女子学院

2023年女子学院中 国語の入試問題を紹介します。

試験時間40分 満点100点 随筆文2題15問 漢字6問 大問1 随筆文 出典は野田祥代『夜、寝る前に読みたい宇宙の話』から。 筆者は1999年夏、ハンガリーの草原に座っていました。皆既日食に合わせて開催された、若手研究…

エクタス国語科より

『記述問題は後ろから考えよう』

学校でも新学年を迎え、入学式・始業式と行事が多かったことと思います。学校生活がようやく落ち着いたころにはすぐGW…でも、受験生にとっては「遊ぶ期間」ではなく「勉強漬けになる期間」かもしれませんね。 今年の開成中学の国語は…

エクタス国語科より開成中

2022年開成中 国語の入試問題を紹介します。

試験時間50分 満点85点 物語1題6問 解答形式 マス目 字数制限あり 物語文1題のみ 開成で物語文1題のみの入試問題は2013年以来です。出典は森沢明夫『おいしくて泣くとき』(2020年6月初版)から。12200字に…

新着記事latest posts

お知らせ

2026/11/5

エクタス算数科

【算数にひらめきは必要か?】

「うちの子はひらめきが足りないので算数の成績がいまいちだ」「基本問題はできるようになったが応用問題になるとひらめき不足を感じる」…どちらも比較的良く見聞きする事案です。果たして本当に算数に『ひらめき』は必要なのか?? に…

エクタス算数科

2026/11/4

お知らせピックアップ

【1/11開催】新小2・3特別体験会

エクタスでは、新小2・3(現小1・2)のお子さまを対象に、無料で授業体験できる『特別体験会』を実施します。最難関中学合格のために、「低学年の今しかできないこと」「低学年だからやるべきこと」を追求するエクタスの指導を体験い…

お知らせピックアップ

pagetop