急に寒さも増してきて、いよいよ御三家入試まで残り1ヶ月強を残すのみとなりました。最後の模試も終え、手応えを感じる部分もありつつ同時に不安も増してくる時期だと思いますので、残りの時間の算数学習に関して簡単に書いておきたいと思います。
何故不安になるのか…と言えば、それは単純に「不合格が怖いから」です。そして、裏を返せば自分がそれだけ真剣に受験をしているとも言えます。そういう生徒への声のかけ方として、「がんばりなさい」というのはプレッシャーにしかならないことも多いです。一方「自信を持て」というのも頭では解ってはいるものの、そんな簡単に解消するわけではないので難しいですね。
まず、第一に決めることとして、「自分ができること、するべきこと」に集中する、ということです。合格するかなぁ…というのは自分だけでは決められませんので気にしても仕方ないわけです。その代わり、そのテストで自分の持てる力を100%出し切ることが何よりも優先されるべきことです。一方で、厳しい言い方になりますが100%以上を期待することはただの甘えです。
以下は状況別の原因と対策です。
①単元別の演習だと正解できるが、テストだと結果が出ない。
⇒上記の様に必要以上のことを気にしている可能性をまず消しましょう。次に、時間配分や問題の取捨選択を見直します。目標点を少し下げてでもそれを確実にクリアすることが重要です(自分の100%を少し高くイメージしすぎていることが原因です)。算数は誤答率を下げることが他の教科と比べて重要です。少し「勝ち癖」をつけるような方向性が良いでしょう。ただし、直したらできた…は誤った自信なので注意が必要です。
また、過去問でものすごい難しい問題に出会った際は「この年の入試でなくて良かった」くらいの前向きな考え方でいたいものです。
②ミスも多く急に問題が解けなくなった気がする
⇒ミスに関しては、以前のブログにある「問題と設問」も参考にしてください。また、問題が解けない際、本当は易しい問題を難しく見えるようにしただけ…という場合が多いです。もしくは、「解らない」ではなく「忘れているだけ」ですね。どちらも得点できないので楽観視はできませんが、自分には知らないことがまだまだあると感じることと、知っていることが上手く使えないと認めることの差は大きいです。 今まで何度もやってきたことをしつこく確認するような演習を授業でも行うのはこの対策のためです。
どちらの場合にせよ、絶対にやってはいけないことは「不安から新しい問題集を買って手を出すこと」です(新しく配布される塾の教材は別です)。夏以降の教材の特定部分を見直したりする方がはるかに重要です。あとは、基本的な単元知識の補充は随時すぐに行うこと。穴があることを意識していながら過去問演習をしていても効果は少ないですね。過去問と教材演習はバランス良く、計算練習等は基礎学力を落とさないための運動のイメージです。そのためにも、今までやり続けてきたことはしっかり継続してください。
あと40日あるとすれば、40個の成長ができ、40点を増やすことができるはずです。そう思えば日々を無駄なく前向きに過ごせるのではないでしょうか。
冬期講習くらいまでは守りに入る必要はありませんので、体調に留意しつつモチベーション高く保ち、「合格する」という強い意志を持って一緒に走り抜けましょう。