筑駒・男女御三家・駒東合格へのあと100日の国語学習法

2021/10/13

エクタス国語科より

10月24日で、2月1日まであと100日となります。これは毎年共通の残り日数、残り時間です。受験生は大体週に最低4日は塾の授業に参加していると思うので、100に7分の4を掛けて100から引くと、塾の授業がない日が出ます。約43日となります。冬期講習・正月特訓等もあり、実際に塾の授業日はもう少し多くなるでしょう。仮に塾の授業がない日を約40日とすると、それに1日の学習時間を掛ければ、受験までの(塾での自習時間を含めた)家庭学習時間が算出出来ます。1日の家庭(塾)での学習時間は、4時間~出来ても5時間、といったところでしょうか。40倍すると160時間~200時間となります。これを4教科に振り分けるわけですね。もちろん塾のある日も勉強しているとは思いますが、まとまった時間で使えるのは、160時間~200時間。単純に4教科で割ると1教科40時間~50時間ということになります。
あせる必要はありませんが、残された時間がわずかなのも事実です。効率の良い、実現可能な対策を取って行く必要があります。
以下、お子様に合う部分があれば、参考にして下さい。

① 本人を変えようと無理をせず、今の本人のままで勉強出来る環境を整える。
「親が見ていないとやらない」とか「家だと集中力がすぐ切れる」とか、この時期まで来ると少ないとは思いますが、逆に言うとこの時期まで来てもその課題がある生徒は、そうそう簡単に直らず、親が注意しても反発するばかりで、時間だけが過ぎて行ってしまうのではないでしょうか。お子様を無理矢理変えようとしても、そんなに簡単に変わりませんね。変われるものならとっくに変わっているはずです。
お子様を変えることにエネルギーを費やすより、今のお子様のままでも勉強により集中出来る環境を整えた方が、生産的だと思います。エクタスには幸い自習室があるので、自習室に行って勉強する。親がついていると勉強するなら、できる限りそばについていてあげる等、今のお子様でより集中出来、学習がはかどる環境を整えてあげて下さい。

② 生徒が一番力の発揮出来る取り組み方で学習させる。
以前教えていた生徒で、まったく文章に線を引かずに問題を解く生徒がいました。注意しようかなあとも思いましたが、良い答案が書けているし、文章の内容も良く理解出来ていたので、そのまま本人のやりやすい解き方で問題を解かせました。結果は灘・渋幕(特待)・開成・聖光、そして筑駒、すべて合格することが出来ました。
線を引きながら文章を読むことは大切ですが、それは手段であって目的ではありません。
どこに線を引くかに気を取られすぎて、内容が頭に入らなければ、本末転倒です。
これはベテランといわれる塾の教師にも気をつけていただきたい点です。ベテランほど自分のやり方にこだわり、そのとおり出来ない生徒を注意しがちです。もちろんそのやり方が理にかなっていて合理的なのだとは思いますが、すべての生徒に当てはまるとは限りません。
生徒の数だけ指導法がある、と言われます。その生徒に合っている、やる気になる接し方を親も塾教師も、残り100日間こだわって行く必要があります。

③ 過去問演習は、解き直しまでがセットだと考えて取り組む。
特に記述問題。国語の問題は答えを読むとなんとなくわかった気になってしまう科目です。ただ、自分で最初から書けるかというと、そこに課題があるわけです。ここは最少のヒントでもう一度書き直してみる、それを先生に見てもらう、を地道に繰り返す他はありません。
皆さんの受けるすべての学校のすべての問題につきアドバイスするのはなかなか難しく、どうしても記述問題のアドバイス中心になってしまいますが、記号問題も大切です。
間違えた問題では自分の選んだ選択肢のどこがいけないのか、正解を選ぶべき理由はどこにあるのか、この2点を納得出来るまで考えてみることが必要です。それでもわからなければ、担当の先生に質問しましょう。

④ 「漢字書き取り」練習を最後までしっかり行う。
例えば漢字で4点差をつけられたとして、記述問題等で4点上回ってもやっと同点です。漢字の全問正解は当然、取れて当たり前、取れないとそこが得点差になり、他の問題での挽回はとても大変だ、と考えて最後まで漢字練習を怠らず、練習して行きましょう。
間違えた字で、「生まれて初めてみた」という漢字はもうないはずです。漢字自体を知らないのではなく、言葉を知らないで間違えている場合がほとんどでしょう。いわゆる「語彙力不足」です。多くの問題、多くの例文にあたり、語彙力を増やして行きましょう。

参考になる点が少しでもあれば幸いです。
あと100日あまり、誰よりも努力した、そう言える自分で入試会場に向かい、「二月の勝者」になりましょう。
  
(国語科中村)

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